2026/06/23 19:56
‘’月を見上げる猫‘’のイラストを描いた時。
実は、月はあとから生まれた。
この青い猫を描いていたとき、 左上にはまだ何もなかった。

猫だけがいて、 ただ静かに何かを見上げている。
でも、その先に何を描くかは決めていなかった。
そこでThreads(SNS)で聞いてみた。
「この猫は何を見上げていると思いますか?」
月。
三日月。
満月。
フクロウ。
悪魔の顔をした天使。
私、“Asagi”。
たくさんの答えをもらった。
同じ絵を見ているのに、 見えるものは人によって違う。
そのことが少し嬉しかった。
そして、一番多かった答えは月だった。
実は私も、 この猫の視線の先には 月があるような気がしていた。
だから最後に、 みんなが見つけてくれた月を描いた。
この絵で描きたかったのは、 月そのものではない。
見上げることだった。
うまくいかないことが続くとき。 自信をなくしているとき。
人はつい足元ばかり見てしまう。 私もそうだった。
目の前の不安や、 思うようにならない現実ばかりを見ていた。
でも、そんなときほど、 ふと顔を上げた先に救われることがある。
空だったり。 月だったり。 朝の光だったり。
この猫は、 何かを追いかけているわけではない。
ただ静かに、 上を見ている。
この絵の月は、 最初から決まっていた月ではない。
見てくれた人たちの想像と、 私の想いが重なって生まれた月だ。
もし今、 少しだけ下を向いている人がいたら。
この青い猫と一緒に、 ほんの少しだけ空を見上げてもらえたらと思う。
みんなが見つけてくれた月と、 青い猫。

この作品は、 キャンバスアートやポストカードとして 青のアトリエにてお迎えを待っています。
青の世界の続きを、 あなたの手元で楽しんでもらえたら嬉しいです。
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